夜明

大学生の日々と写真

表現と恩

今まで生きてきた中で出会った優秀な人間というものは総じて日本語が上手かった。トークが上手いという意味ではなくて、文章の構成能力、相手にイメージを想起させるストーリーの表現力といった点の話である。世界を表すために僕たちが使えるものは言語・数学・絵である。その中で人間が一番使うものが言語なので数学者だったり芸術家を除いて、自国語が上手く扱えない人間を僕は信用していない。思考の浅さというものはそこから現れて一瞬で相手に読み取られる。

 

 

自分も、インターネットの海を10年以上泳いできたわけだ。それなりに文章を書くことは好きだし、ライターとして記事の執筆も細々と続けているわけで。だが、一年前の自分が考えていたこと、書いていた文章を読むと馬鹿だなぁと思う部分は何時になっても変わらない。気がつけば21歳である。

 

 

そんな優秀な人間にとっての必須条件である、文章能力だが、自分はもう少しこの能力を高めたいのだ。文章によって自分の人生を描きたいのだ。過ぎ去った大切な思い出を描き残し、それを読んだ時にその情景が浮かぶような文章、昔の感情が湧き上がってくるようなものを描きたいのだ。そしてそれを誰かに読んでもらえたら、なお良いと思っている。なによりも文章を描くのは楽しいんだ。自分が一番楽しい。

 

僕は絵を描けない。だからこそ、文章を使って"描く"のだ。また別の部分で話せたらいいが、写真も好きでよく撮っていたし、たくさん影響を受けた。ここは僕の人生を通した、写真と文章を置いておく場所にしたい。基本的に写真はスマホで撮影したものを使用している。早くちゃんとしたカメラを買いたい。

 

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ブログを始めようと思った理由も、ネットサーフィンをしていて偶然たどり着いた、全く無名のブログたちを読むのが好きだったからだ。

同年代の人間がどんな風に考えて、どんな本を読んで映画を観て何を吸収して、何をしているのか知るのが好きだった。

恩返しというまで大層なものではないが、いつか同じような体験をする人々の人生の一部になれたらいいと思っている。

 

http://www.mocchiblog.com/?p=16062

このブログが僕は好きだ。10年近く自分のことについて書いてある。そんなブログにしたい。