夜明

大学生の日々と写真

ある日のヒッチハイクについて

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ブログを開設してからもう2ヶ月も経ったのかという時の流れの速さを感じると共に、この2ヶ月は実に色々あったなとも思う。今年の夏はジメジメとして雨が降っている日が多かったのと対照的に、冬は暖かく、よく晴れた日が多かったのものだ。僕たちは恋人を失って、初めてその大切さに気がつくと言うけれど、それは夏も同じであって冬になり、気温が下がっていくにつれて夏の素晴らしさというものを思い出す。さてさて僕たちの理想とする「夏」はどこに行ってしまったのだろう。1月も終わり、僕の大嫌いな花粉の時期が迫ってきている。去年はタイに逃げたが今年は何処へ行こうか。

 

 

勉強と経験は世界の解像度を上げるものである。解像度を上げれば上げるほど人生は楽しく、鮮明に見えるようになる。世界に対して不平不満をグチグチ言ってるヤツは狭い視点でしか世界を見られていないのだといつも思う。世界はこんなにも美しいのに。これは過去の自分がそうだったからこそ言えるのだが。

遊んでばかりいる人間は論外だけれども勉強ばかりしている人間も論外だ。バランスの取れた人間になる必要がある。日本人はそういうところがダメ。このままだとアメリカと中国には一生勝てない。留学生マジで強え。

「人生とは経験が全てだ。経験の伴わない知識なんて、童貞が語る女の話に等しく、虚しい記憶でしかない」と僕の師匠が言っていたので、バンジージャンプ、ストリートナンパ、ヒッチハイク、ドラッグと普通の人生なら中々体験しないであろうものを好んでやってきたわけだがどれも面白い経験で無くてはならないものだった。この記事ではヒッチハイクについてまとめておこうと思う。

 

去年の3月頃、僕はヒッチハイクをしている大学生のブログを見つけた。小説の深夜特急や、旅ブログが好きだったし、旅行に行くのも大好きだったから、ヒッチハイクにも当然興味を持っていたが、どうせ日本じゃ成功しないんだろう、とか見ず知らずの人と何話せばいいんだ、みたいな無意識的な言い訳をして今まで踏み出せずにいた。そう考えてみると無意識的に言い訳してる自分めっちゃダサくね?と思い、その日のうちに友人を誘ってみた。明日ヒッチハイクいこうぜ、とりま名古屋まで行ってみようよ。と。すると1時間後くらいに返事が来て、友人はいいよ。と即答してくれた。

そして次の日の早朝、僕たちは都内の高速に乗る手前の道路からヒッチハイクを始めた。スケッチブックに目的地を書いてそれを掲げるというのが一般的だが、僕たちは習字道具と半紙を持ってきた。この方が面白くて止まってくれるのではないかと思ったから。「山梨・静岡方面、乗せてください」と書いた半紙を掲げ、数時間待ってみるも1台も止まらず、まあこんなものか、もう帰ろう。と諦めかけたところパリピ系大学生の黒ボックス軽自動車が止まってくれた。女の子1人と男2人の卒業旅行だったらしく、年代も近かったので割と話が盛り上がった記憶がある。

山梨でも静岡でもなく、諏訪湖前のPAまで乗せてくれ、かなり進むことができた。ヒッチハイクって本当に乗せてくれるのか半信半疑だった僕たちはそこから調子に乗り、PAで歩いている人たちに乗せてくれないか話しかけまくった。約1時間くらいで乗せてくれる人が見つかり、岐阜まで送ってくれることになった。岐阜に住んでいる新婚さんで、山梨からの帰り道だったらしい。積極的に話を振ってくれたり、興味を持ってこちらの話を聞いてくれるのでとても楽しい時間だった。コーヒーやお土産まで頂いて、本当に感謝しかなかった。

しかし、目的地である、名古屋の一歩手前で止まってしまい、その日は近くにあったカラオケで寝た。夜ご飯に岐阜タンメンも食べた。美味しかった。

次の日の朝から開始したヒッチハイクはあまりにも止まってくれなかったので電車で数駅ワープし、名古屋に到着した。やっぱりパーキングエリアとかで声かけるのが一番楽だったな。名古屋に来た理由はただ行ったこと無かったからという理由だけだったので、名古屋城行って名物食べてモーニングカフェとかも行った。良いところだった。


帰りは帰りでヒッチハイク仲間と仲良くなって一緒にヒッチハイクしたり、全国大会の帰り道だという中学校の先生に乗せてもらったり、学生時代にヒッチハイクしていて今は社長をやっているというイケてるおじさんに乗せてもらった。人の優しさに強く触れた旅だったと思う。見ず知らずの人間を車に乗せるなんて普通はしないから、日本人ってこんなに優しい人多いんだなぁと思った。こうやって受けた恩というのは返していくことで社会が良い方向に回っていくと思っているのでヒッチハイクしてる人を見つけたら乗せたい。だが、今まで一度も見かけたことはない。

何かから受けた影響もそうである。本、映画、アニメ、エロゲ、ブログ、youtubeニコニコ動画など莫大なインプットをしてきてそれによって自分は形成されていると最近強く思う。思考の質も内容もインプットが元になっているのでやはり色々なものに触れてみることが大切だ。こうやって垂れ流しているものが誰かの人生に影響を少しでも与えたなら面白いなぁと思うし、かと言ってそのためにマーケしてSEO戦略考えてみたいなことは面倒くさいのでしない。今のところはPV増えても収益化するつもりも無い。本業として運用しているツイッターとも完全に切り離してあるのでブログに流入してくる人達はかなりの変わり者なのだろうなとも思っている。


全体を振り返ってみるとすごい書くのめんどくさかった、後半は色々あったけどダイジェストということで。